まず、長期記憶を鍛え方をご紹介します。
ひとつはイメージ記憶法です。
記憶するものと関連しているものごとをイメージし、一緒に覚えるというものです。似たキーワードをもつものは覚えやすく、思い出しやすいのです。
歴史の勉強などでも、全体の流れをつかみたいときに、一人の人物ごとに覚えていてはなかなか身につくことはありません。この人物がこうすることによって、あの人物はこうなった、などと関連立てて覚えるトレーニングを行いましょう。
エピソード記憶法というのも有効な鍛え方のひとつです。苦手意識を持っている勉強よりも、興味のあるスポーツのルールの法が覚えやすい、といのがこれを裏付けています。
脳の記憶に関する部位は、感情とともに働くため、感情が大きく関わっているものは強烈に記憶されるのです。覚えたいものごとが生まれたエピソードなどを読みながら、「そうなのか」と感情を交えることで脳力は格段にアップします。
語学を覚えるために長期記憶は欠かせません。そこで有効なのが音読トレーニングです。視覚と聴覚に訴えることで、記憶を定着させようというものです。
このトレーニングを効率よく行うことができるのが、シャドーイングです。ネイティブの発音を耳で聴いて、真似ることで反復できるので、記憶が強固になります。
長期記憶、最後の鍛え方が場所法です。
これはあるものごとを自分の馴染みのある空間に置く、というトレーニングです。想像の中でです。家具のように、覚えたいものたちを部屋に配置していきましょう。
以上の方法で脳力は格段に上がります。
短期記憶は、日々の生活の中で鍛えることができます。ポイントは、頭で想像することです。逆さ言葉を考えることが、有効な手段です。最初は、「携帯」を「いたいけ」とするなど、短い言葉から始めてみましょう。
ワーキングメモリーは生きる上で、あまり意味のないことを覚えるためのものです。つまり短期記憶を向上するためには意味のないことをひたすら覚える練習をすればいいのです。短期記憶は目的を見失わずにコツコツ続けることが大切になります。以上のことを行えば、誰でも簡単に脳力を高めることができます。