記憶障害とは認知症の中核症状の1つです。

短期的な記憶も覚えられない短期記憶障害や長期的記憶が抜け落ちてしまう場合、体験したエピソード自体を忘れる生涯、身体で覚えた内容を忘れる障害、言葉の意味を忘れてしまう障害などがあります。年齢を重ねていく中で認知症の症状は悪化して行きます。

 

本人には自分の言動がおかしくなっていることなど認識できていないため周囲の人が受け止めて本人の不安を取り除いてあげるとともに医師に相談する必要があります。

 

一方で若年性健忘症といって20代から30代の若者に見られる記憶障害もあります。

 

認知症と違ってこちらは脳の検査をしても異常は見つかりません。最近は仕事やプライベートでのストレスに悩む若者が多いこと、パソコンや携帯電話が普及したことで脳を使うことが減り、漢字も自動変換され計算も電卓機能が行なってくれるため頭で考えることなくいわれたとおりの仕事をこなせばよい毎日で脳への刺激を受けることがなくなったことなどが原因とされています。

 

物忘れとも似ていますが人の話していることが理解できなくなったり、何度もたずねたりなど認知症と似た症状が現れます。

 

若年性健忘症はCTやMRIなどで検査を行なっても異常は見つかりませんし、治療法というのもきちんと確立されてはいません。ただ、仕事が単調で脳の刺激が無いなどが原因と考えられているためプライベートの生活の中で脳に刺激を与えるなど予防策を考えるようにしましょう。

 

具体的には、出勤時もただボーっと歩くのではなく景色や草花など興味を持ちながら歩くといいですし、人と会話をしたり、自分の手を使って文字や文章を書くなどの予防策があります。

 

薬を飲んだり手術をしたりという大げさなことをしなくても日々の生活を見直すことが予防となります。さまざまなことに興味を持ったり人とのかかわりを持つようにすることは生活自体にもうるおいができて身体全体の元気に繋がっていきます。

 

物忘れが激しいのと認知症は何が違うの?

現在の日本では、少子高齢化となっており、これからもこの状態が進んでいくと考えられています。高齢者が増えることで危惧されていることのひとつに、認知症を発症する人も増えることです。

 

厚生労働省の研究班の調査によると、2012年で認知症を発症している人がおよそ462万人に上っていて、2025年にはおよそ700万人を超えるとの推計を発表しています。これは、65歳以上の3人に1人が、認知症を発症したりその予備軍となるとされています。

 

認知症の症状のひとつに、物忘れがあります。この物忘れには、加齢に伴って起こるものと、認知症の症状にみられるものとあるようです。ヒトが記憶する能力は、20代を過ぎると加齢とともに、記憶力が低下するといわれています。

 

特に60歳頃には、記憶力の他にも判断する能力や、適応する能力が低下していくことで、多くの人が物忘れをすることになっていきます。

 

加齢にによって起こる物忘れは、うっかりしていて約束した時間を忘れてしまうものです。そのため、約束をしたことは覚えているものです。

 

一方、認知症の症状にみられる物忘れは、うっかり約束の時間を忘れたのではなくて、約束をしていたことを忘れているため、そんな約束はしていないと、体験そのものを失っていることになります。

 

加齢による物忘れでは、うっかりがポイントになるようです。

 

また、物忘れが主な症状にある健忘症があります。この健忘症は、記憶障害といわれており、物事が覚えられない症状や、健忘の期間内の記憶が全て思い出せないなどの症状があるようです。最近では、20代から30代の若い人たちが、聞いたことをすぐに忘れてしまうといった、若年性健忘症を発症している人が増えているようです。

 

物忘れは、いくつかの病気の症状の、ひとつになっていることがありますので、自身や家族などの周囲の判断で、医療機関に訪れて相談をしてみてはいかがでしょう。早めの治療が大切になります。

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